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17/01 No.171

159号付加価値求めて事業多角化
リスク恐れず、踏み込んで20年


事業の多角化は経営戦略の一つだが、修理や車検、販売といった自動車業界の業務に加えて工事、福祉、警備などの事業を業界の先駆として取り組み、柱に育て上げている。どれもこれも狙ってはじめたものではなく、得意先に請われる形で引き受け、資格を取り、体制を整えて認可を受けたものだ。「関連〜関連で事業を広げて、たまたまタイミングが良くて流れに乗れただけ」というが、リスクを恐れずに踏み込んで、20年の節目を迎えた。「自分で、できると思ったことは、やってみよう」の姿勢で取り組んできた多角化事例を紹介する。

路上の風:仕事は増えても…… 新春インタビュー:キタモリ20年の歩み ニューフェース:斎藤レッカー 新春特別企画:ホルムス誕生100周年 現場発:秋山クレーン 連載:次世代の横顔(18)/事故車の貌(157)/リカバリーワーキング(83)

在庫有り

17/02 No.172

172号労働時間などの改善基準告示を公表
バス事業者50社 運用実態調査結果


 国土交通省自動車局では、運転者の労働基準を定める「改善基準告示」等について平成26年7月〜8月にバス事業者における運用実態を調査、昨年12月に公表した。内容は、時間外・旧いつ労働に関する取り決めの有無、始業・終業、休憩時間に関する内容をはじめ、乗務開始前の点検の有無や高齢運転者に対する特例、運用上の配慮など、多岐にわたるヒアリングが行われ、詳細がグラフなどと共に公表されている。
 この調査は、「関越ツアーバス事故」を受けて26年に実施されたもので、「軽井沢バス事故」以前の実態となっている。それだけに、規制や監視の行き届いていなかった勤務実態が明らかになっている。

クローズアップ:バス事業者50社 運用実態調査結果/高齢運転事故防止へ有識者会議が初会合
 製品ガイド:モービルアイ570 ニューフェース:センコーロード/市村総合サービス 統計:2016年交通事故死者数 連載:次世代の横顔(19)/事故車の貌(158)/リカバリーワーキング(84)

在庫有り

17/03 No.173

173負担は誰に……過剰な便利さの再考を
宅配便業界、需要急増の裏の異常事態


 運送業界で昨年末、大きな話題となったのが、佐川急便の男性従業員が配達中の荷物を投げたり蹴ったりしている動画がインターネット上に投稿されたこと。人手不足で仕事がきついことにイライラする運送業界の象徴とされた。従業員は配達先が不在で荷物を持ち帰る途中だったという。
宅配トップのヤマトホールディングスは1月10日、16年の宅配便の取扱量が、前年比8.9%増の18億4121万個と、過去最高を更新したと発表した。Amazonをはじめとする通信販売による商品配送需要が高まっていることが大きい。

クローズアップ:宅配業界、需要急増の裏に ニューフェース:ピックアップ/川嶋モータース トピックス:JAFアンケート調査 短期集中講座:レッカー車の能力算定 連載:次世代の横顔(20)/事故車の貌(159)/リカバリーワーキング(85)

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17/04 No.174

174NCW、緊急自動車や災害時の対応を提起
レッカー議連総会 5月に勉強会を開催


4月4日、衆議院第一議員会館においてレッカー事業推進議員連盟(会長:平沢勝栄衆議院議員)の総会が開催された。国会議員のほか、警察庁・国土交通省の関係者、全国車載車・レッカー事業協同組合(=NCW)など、総勢約50名が出席した。会は組合から問題点や要望を提言し、関係省庁がこれに応える形で進行し、議連メンバーからは、行政の積極的な姿勢を求める声が発せられた。

会議・会合:レッカー議員連盟総会/NEXCO中日本 研修・訓練:首都高 横浜北線 トピックス:ワイヤーロープ衝突実験 ニューフェース:渡辺レッカーサービス 短期集中講座:レッカー車の能力算定(U) 連載:次世代の横顔(21)/事故車の貌(160)/リカバリーワーキング(86)

在庫有り

17/05 No.175

175避難者の7割車中泊、課題山積
熊本地震1年 最前線の2社に聞く

 観測史上初めて2度の震度7を観測し、熊本、大分両県で震災関連死を含む225人が犠牲となった熊本地震は発生から1年を迎えた。今回の地震では治まらない余震や、それに伴う家具などの倒壊を恐れて「車中泊」する避難者が続出、指定避難所の利用を大きく上回ったことが注目されている。「緊急時」「カーライフ」をロードサービス業界としてサポートできることはないのか。車中泊をキーワードに熊本地震を振り返ってみた。また、熊本に本拠を構えるレッカー会社2社に、発災時の状況、初動対応、業務への影響などを聞いた。東日本大震災と異なり、自動車の案件は多くないかと思っていたが話を聞いてみると大きく違っていた。

特集:熊本地震1年 エリアのレッカー:熊本旭運輸/日本軽便急送 研修・訓練:レッカー議連勉強会予告 クローズアップ:レッカーの緊急指定要望 連載:次世代の横顔(22)/事故車の貌(161)/リカバリーワーキング(87)

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17/06 No.176

176警視庁機動隊と合同 首都直下型地震を想定
議連勉強会 大型バス横転引き起こし救助訓練

 5月16日、レッカー事業推進議員連盟(会長:平沢勝栄衆議院議員)の『勉強会――首都直下型地震を想定した 大型バス横転引き起こし救助訓練』が開催された。会の運営には全国車載車・レッカー事業協同組合(略称=NCW)が協力した。国会議員はじめ関連省庁アシスタンス会社など約200名が参加、警視庁第5機動隊と合同訓練が行われた。 

研修・訓練:レッカー議連勉強会 会議・会合:静岡県組合総会/JHR総会 ニューフェース:KTレッカー クローズアップ:自動運転車に関する意識調査 イベント 自動車アセスメント表彰式」連載:次世代の横顔(23)/事故車の貌(162)/リカバリーワーキング(88)

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17/07 No.177

177

欧州で義務付け、国内で100万人突破
緊急通報システム「eCall 」の現況

6月14日〜15日の2日間にわたり、横須賀リサーチパーク(神奈川県横須賀市)にて「eCall Day in Yokosuka 2017」が行われた。2018年3月末より欧州で義務化がスタートする緊急通報システム「eCall」に関し、最新動向や日本における課題などについて国内外の専門家による講演をレポートする。

イベント:「e Call 」の現況と可能性 海外レポート:XCMG社訪問 研修・訓練:あかつき技術研修会 会議・会合:ロータス理事総会 ニューフェース:勝又興業 クローズアップ:自動走行で死者数半減へ トピックス:位置情報から車中泊対策 連載:次世代の横顔(24)/事故車の貌(163)/リカバリーワーキング(89)

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17/08 No.178

178静岡の悲願、緊急自動車の指定実現
協定会社の代表団、粘り強く正面突破

静岡県の一般レッカー会社に、このほど緊急自動車の指定が下りた。以前から求めていたものだが、4年ほど前から、高速道路の協定会社が代表団(監事会社)を結成してが指定取得のための活動を展開し、高い壁に何度も阻まれながらも、粘り強く交渉を続け正面突破した。緊急自動車に関して静岡県はシンボリックな存在だった。今回の一歩は、県内の業者だけでなく、全国に与える影響も大きく、レッカー業界の一つのエポックになるだろう。

クローズアップ:静岡に緊急自動車/貨客混載解禁/基準緩和車両要綱改定 会議・会合:NCW、茨城6市町と協定 ニューフェース:オートステーションアキタ イベント:EVシャトルバス自動運転 レポート:軽井沢バス事故、調査委が報告書 連載:次世代の横顔(25)/事故車の貌(164)/リカバリーワーキング(90)

在庫有り

17/09 No.179

179運行管理者や車両台数など許可基準通達
国交省 貨客混載、9月1日から施行

 国土交通省は、これまで原則として認めていなかったタクシーや貸し切りバスでの貨物輸送ができるよう、制度を改め人口3万人未満の市など、過疎地域を対象に9月1日からの実施を目指している(前号既報)。8月7日、最低車両台数や積載できる貨物の重量の上限などの許可の基準と運行管理者や補助者の要件を整理、各運輸局に通達した。パブリックコメントの内容と合わせて紹介する。

クローズアップ:貨客混載、9月1日から施行 エリアのレッカー:松本車輌サービス 研修・訓練:高崎市防災訓練/首都高速道路 海外レポート:インドネシアでセンチュリー1135公開 トピックス:スマホアプリ「JAFを呼ぶ」 製品ガイド:丸善織物 連載:次世代の横顔(26)/事故車の貌(165)/リカバリーワーキング(91)

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17/10 No.180

180高速開通後初 新東名、最高速度110キロへ
11月1日から引き上げ、東北道も年内実施計画

 警察庁は28日、新東名高速道路の新静岡インターチェンジ―森掛川ICの上下約50qについて、11月1日から最高速度を試験的に110 km/hへ引き上げると発表した。東北自動車道の花巻南IC―盛岡南ICでも引き上げる方針で、岩手県警などが開始時期を検討している。最高速度が引き上げられるのは、専門家らによる研究委員会の提言を受けた措置で、国内最初の高速道路である名神高速が開通した1963年以降で初めて。

クローズアップ:新東名、最高速度110キロへ エリアのレッカー:岡山レスキューサービス 研修・訓練:JHR全国大会/奈良県防災訓練 ニューフェース:ワールドリサイクル/ロードサービス トピックス:進化するMASSA 製品ガイド:丸善織物 連載:次世代の横顔:SKロードサービス/事故車の貌(166)/リカバリーワーキング(92)

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17/11 No.181

181連接バス、けん引時の全長30m
あかつき レッカー作業を実車研修

あかつきはこのほど、神姫バスが運行するノンステップ連接バス『連』の研修をバス会社と合同で実施した。故障などのトラブルが発生した場合に備えるため、ロードサービスの対応を検証する必要性があることから提案・企画されたもの。
神姫バス株式会社のノンステップ連接バス「オレンジアロー 連(れん)」は、メルセデスベンツ製の「CITARO‐G」で、大量輸送のために2つの車体がつながっていて、連節部分が幌なので自由に行き来ができる。平成25年から同社が西日本で初めて営業運行しており、現在は三田市内を巡回している。

クローズアップ:NASVA安全マネジメントセミナー 研修・訓練:連接バス、レッカー作業を実車研修 ニューフェース:谷口自動車工業 イベント:リスコン2017/東京モーターショー 製品ガイド:古河ユニック 連載:次世代の横顔:ファルコン/事故車の貌(167)/リカバリーワーキング(93)

在庫有り

17/12 No.182

182逆走事故防止に向けた研究・技術・製品開発
年間200件発生、死傷事故の割合は約5倍に


高速道路での逆走事故は、高速道路での事故全体に比べ死傷事故となる割合が約5 倍、死亡事故となる割合が約40 倍となっており、高速道路での逆走事案が発生すると、正しく走行している車両も被害を受けるといった悲惨な事故となる場合が少なくない。総務省では、高速道路の逆走防止対策について調査、その結果を公表している。また、高速道路に関する展示会ハイウェイテクノフェアにおける逆走対策技術に関する出展概要を紹介する。

クローズアップ:減らない逆走、事故防止に向けた技術開発 研修・訓練:三重県レッカー組合/キタモリ ニューフェース:ナツメ自動車/橋本自動車工業 セミナー:JATA調査研究発表会 連載:次世代の横顔:レッカーサービス110/事故車の貌(168)/リカバリーワーキング(94)

在庫有り